歯科医院ではホワイトニングの施術を受けることができます。ホワイトニングとは歯を白く明るくすることです。歯科で施術を受ける以外にも自宅で行なう方法など様々な種類があります。
ホワイトニングは4種類に分類できます。歯医者さんと関係があるのはオフィスホワイトニングとホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3つです。セルフホワイトニングは歯医者さんではなくサロンへ行き、自分で行います。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、デュアルホワイトニングは歯科医院で提供される過酸化水素水を使用します。
セルフホワイトニングは歯医者さんが在籍しないサロンへ行き、自ら実施します。過酸化水素水は使わず、漂白をしないのが特徴です。
矯正歯科の治療中は、歯を移動させるため知覚過敏が起きやすくなります。ただし矯正とホワイトニングを同時に行なうことは可能です。
加齢に伴う歯の黄ばみやコーヒーなど色素の濃い飲食物の摂取、テトラサイクリン系抗生物質による着色などにより歯が変色します。
様々な原因で歯が変色しても、過酸化水素を使用すれば歯の中の着色物質を分解できます。一時的に軽い疼痛を感じることがあります。
ホワイトニングには米国食品医薬品局でも承認されている過酸化水素や過酸化尿素が使用されます。体への影響はほぼありません。
授乳中や無カタラーゼ症の場合は施術を受けることができません。歯の矯正中や虫歯・歯周病の場合もホワイトニングは可能ですが、治療後に行なうのが理想的です。
ホワイトニングの効果は一般的に数か月から数年間持続します。
ホワイトニングについて不安を感じている場合には、まず専門家である歯医者さんに相談するのが合理的です。
歯科医院でのホワイトニングでは、まずカウンセラーによる説明とカウンセリングが行われます。
一般的な歯科治療と同様に口の中の状態を確認します。また歯の色の測定と口内のクリーニングも行います。
歯科医院では口を開口器で固定して歯茎や唇を保護し、歯の表面にホワイトニングジェルを塗ります。さらに光を照射します。
歯に光を照射した後はホワイトニングジェルを拭き取りうがいをします。また歯の調子を整えてフッ素を塗ります。
最後にアフターメンテナンスに関する説明を受けます。全体的な施術時間は約1時間です。治療後も半年に一度程度のメンテナンスが必要になります。